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呼吸や会話をするときに、口からでる息がにおって他人が不快に感じるのが口臭です。
学会では、口臭とは「生体活動に関連して産生された気体のうち、生理的なもの病的なものを問わず口腔を通って排泄される社会的容認限度を超えた不快なにおい(悪臭)」というのがコンセンサスを得た定義となっています。
いずれにせよ他人に不快感を与える、生体ガスの総称を口臭といいます。私たちは日常生活の中で、家族や友人だけでなく、近所の人や仕事関係の人などと話をする機会がたくさんあります。
「自分には口臭があるのでは?」と不安に思うと、人と楽しく交流することができなくなってしまいます。口臭は人間関係に影響する非常にデリケートな問題ですが、口臭の発生原因を知ってきちんと予防対策を行えば、口臭のことで悩むことはありません。
特に、歯周病になりますと、歯ぐきの組織が破壊されて、出血したり、膿が出たりします。歯周病細菌である嫌気性細菌はタンパク質を分解する酵素を出して、この破壊された組織や血球成分などのタンパク質を分解し、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物を発生させます。
この揮発性硫黄化合物が歯周病をさらに悪化させる場合もあります。歯周病の治療は早めになさってください。また歯周病予防のためにも定期的な歯のクリーニングは大切です。
むし歯に関しては、小さなむし歯程度であればそこまで口臭は発生しませんが、重度のむし歯になりますと、口臭が発生します。むし歯治療は早めにしてください。
また、舌苔といって、舌に付着している白色や淡黄色の苔のようなものも口臭発生の大きな原因です。死んだ細菌や新陳代謝ではがれた粘膜上皮の細胞、血球成分、食物残渣などからできています。この舌苔は嫌気性細菌によって分解されると、口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物を発生させてしまいます。舌の清掃方法も専門家から指導してもらってください。
そして、ドライマウス(口腔乾燥)といって唾液分泌量が減少して口が渇く方々が急増しています。唾液には口臭予防にはかかせない、洗浄作用、抗菌作用、粘膜の保護作用があります。唾液の分泌が少なくなると、口の中が不潔になって口臭が発生しやすくなります。緊張したり、また、降圧剤や睡眠薬などの薬物の副作用で唾液の分泌が抑制されることがあります。口が渇くなと感じたら、すぐにアレーズ銀座のドライマウス認定医にみてもらってください。
口臭でお悩みの方のほとんどは、歯周病の治療や舌苔清掃、定期的な歯のクリーニング、オーダーメイドのセルフケアによって解消されます。口臭の原因がわからず何科を受診すればよいのか悩んでいる方もいらっしゃると思いますが、口臭の原因の9割は口の中にあります。口臭がきになったら、恥ずかしがらずに、デンタルクリニックアレーズ銀座にご連絡ください。口臭治療・口臭予防方法をご提案させていただきます。
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